当時は大学2年生、19歳でした。

体育会の部活動に所属していて、遠征費のためにアルバイト漬けの日々でした。

深夜アルバイトも含め3つ掛け持ちをしていたおかけで何とか部費だけは賄えたものの、給料を得ることと引き換えに授業の単位を落とし続けていました。

アパートの近くにはスーパーがあり、閉店間際には惣菜や各種野菜が大変安く売られていました。

中でも大助かりだったのは、もやし。一袋30円、安いときには「19円」の黄色いシールが貼られていることも。

しばしば豆腐と一緒に買っては醤油炒めを作っていました。

ある日、ものすごい空腹にかられ、しかし財布には10円玉が4~5枚のみ、銀行にも2桁しか預金がないため引き下ろすことが出来ず、仕方なくもやしを求めて買い物に行きました。

歩いて5分のいつものスーパー。さらに安くなってないかな~と期待していくと、なんと、もやし、ない。置いてない。

売れてしまったのでしょうか。豆腐をみると、安いもので68円。買えません。他にここまで安いスーパーはありません。

必死の思いで他店舗へ行きました。バス代がないので、歩くこと2時間。

大量のもやしの山、30円なり。ちょっとしたうれし泣きをしてしまいました。

お金も資本、しかし丈夫な足もまた、資本です。